RPAの導入に怯えるな

ここ最近になって、RPAの安易な導入に警鐘を鳴らす記事が散見されるようになりました。

これらの記事に対して自分の考えをつらつら書くつもりはありません。


過去のシステム開発と同様のリスクがRPAにもあるよー

でおしまいです。


「中途半端に非エンジニアでも作れるしメンテもできるよ!」なんて謳っちゃったもんだから、非エンジニアに過度な期待を抱かせてしまったことが裏目に出てしまったのが諸悪の根源な気がします。

非エンジニアの方々がロボットのお守りをする前提なら、それなりに時間と学習が必要になりますので、それを覚悟で導入を進めましょう。

今のところ僕が言いたいことはそれだけです。


おそらく「RPAの記事も書くことなくなってきたし、暇なのでとりあえずリスク挙げとくか~」と思ってこういう記事が増えてきたのだと思いますが、

リスクばかり目について導入が見送られる=業務自動化やめとくか。。。みたいな流れになってしまわないか、非常に危惧してます。


というのも、RPA未導入の大多数の企業は、他のRPA導入実績のある企業の事例が気になるようで、

事例の記事がリスクまみれになってしまえば、黙って開けた蓋を閉めるわけですw


リスクはもちろんあるけど、それに怯えていても何も改善しません。


やってみようと腰を上げて、業務を整理しまくって不要な業務を減らしつつ、洗練させていき、その洗練された業務に対してRPA(に限らずITシステム)化すれば良し。

最後の最後でITを活用する、で基本的には良し。

ホークスでいうところのサファテ、オリックスでは増井、楽天ではハーマンでしょうか。


RPA化がたとえ失敗しても、その前段の業務整理、効率化はある程度成果が出せるかもしれません。

あくまでRPAは業務効率化の一翼を担う存在であって、それが全てではありません。


RPAは業務自動化・効率化を考えるきっかけとしては十分に機能していると思ってます。


あとはRPAとそれを使う人との共存をどうやっていくかを走りながら考えればいいと思います。

ロボットは完璧ではないので、どこでミスをしたらどうやって手動でフォローするかマニュアル化しておく、とか。

まさかロボットが止まったからと言って思考停止してる人はいないかと思いますが、ロボットは業務の8割くらいをサポートしてくれる、くらいに思ってたほうが良いかもしれません。その方がフォローしようという気になるかも。


Twitterを見ていても、業務自動化・効率化に燃える方々はいっぱいいます。

が、疲弊気味ですw

自分の身を守る意味でも、2割のミスを人がフォローするという考え方を浸透させないと、精神衛生上良くないでしょう。


フォローなんてできるか!全部エンジニアのせいにしてやれ!ロボットなんていらん!

なんて人が出てくるようなら、その人だけロボットを使わなければ良い話。

全員が一斉にロボットを使わなくても良し。

ロボットを使って効率よくタスクをこなし、それを評価してくれる上司、組織が出来上がっていけば良し。

ロボットを使っていない人が取り残されていく様を冷ややかな目で見下してやってください。


業務効率化・自動化を考えることは絶対に間違っていない。

それを叶える手段がRPAであれ、他のITツールであれ、それを使いたくないなら使わせず、使いたい人だけ使えば良し。


自信をもって前に進みましょう!!








いろはまるのしごと

IT×業務効率化・自動化にしたたかに燃えるうさぎです。

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