RPAエンジニアのキャリアパスの話をセミナーでよく話すのですが、あまりウケが良くないですw
なんでだろう…と思っていたのですが、RPAエンジニアとしてこうありたい!とすぐに行動できる立場の人って少ないんですね。
フリーランスなら身軽ですが、社内でRPA専門部署に所属している人や事務⇒RPA担当になって日々の業務に追われ、キャリアパスを考える余裕のある人の方が少ない印象です。
なので、セミナーでキャリアパスについて語るのは控えめにしたいと思うので、ブログにまとめます。
RPATIMESさんの記事です。概ねイメージがつかめる内容となっていると思います。
+αを以下記しておきます。
RPAツールは複数使えたほうが良いのか?
RPAツールも次から次へと増えています。大小含めて30以上でしょうか。
5大RPAツール「UiPath」「BluePrism」「WinActor」「Automation Anywhere」「BizRobo」を筆頭に、中小ベンダーが特化型RPAをガシガシ作ってる感じですね。
個人的には「UiPath」「BluePrism」あたりを覚えて、その知識を持って他のツールの学習へ横展開していくのが良いかと思ってます。
WinActorとBizRoboは少々癖があるので、最初に学ぶツールとしては応用が効きにくいかと思います。
Automation Anywhereは待望のCommunity Editionが出たのでニーズは増えると思います。「AI×RPA」のキーワードでは一番注目度が高いツールですし、ソフトバンクの件もあって、RPAのトレンドにもなっていますね。僕も勉強中です。
開発面でいうと、UiPathやBluePrismとは違ってフローチャートではなくリストで表示されるので、一癖ある感じ。
他言語での開発経験があるエンジニアであればとっつきやすいかもしれません。
結論、複数のRPAツールをマルチで使えるに越したことはないです。
が、世の中いろんな大人の事情がありまして、お客さんに状況を聞いてみると予めツールが決められているケースが多いです。
ライセンス塩漬けとか親会社の意向とか…いろいろあるんですよ、たぶんw
なので、1つの案件で複数のツールを使える必要があるのはレアケースですが、複数案件を担当するのであれば覚えるべきかと思います。
「BluePrismでできたからUiPathでもできるだろう」とヤマ張って都度覚えていくスタンスで良いでしょう。
エンジニア未経験の前に立ちはだかる「実務経験」の壁
RPAの敷居が低いのもあって、今がチャンス!エンジニアに転向しよう!と考える人が多いようです。
全然Welcomeなのですが、RPA案件の募集要項にはしれっと「実務経験○年」と書かれているケースがほとんどです。
実務経験の定義ってなんだろう…??
まぁそんな感じでしょうね… めっちゃ曖昧なんですw
現場のリーダーによって定義が変わりそうな…。
「他言語での開発経験」を求めているのかと思われますが、確かにRPAをやる上で基本的なコーディングの考え方は必須だと思います。
ただ、「実務経験」の中にSE経験が入ってくると、どんなスキルを求めているのかパッとは分からないですね。
顧客折衝経験?コミュ力がある?じゃあコミュ力って何?
要するに、うちは教育コスト払いたくないから他案件で下地を作ってきてね☆ってことを言いたいのです。教える暇なんてない、と。
その下地を教えるスクールに通ったとてなかなか信用してもらえない。
「実務経験」とは厄介なものです←
その「実務経験」のハードルを打開するためのスクールはないものかと…
うーん、作ろうかなw
作ったものはどんどん公開するべし
社内の立場上、面談させていただくことがあります。
面談のとき、採用権限のある人がどこを見てアサインを決めるのか。
人それぞれだと思いますが、僕の場合は過去の成果物を見ます。
技術力アピールは経歴書を見るより、実際に作ったものを見るのが手っ取り早いし確実です。
別にサンプルロボットでなくてもよくて、Qiitaなどの技術ブログでも良いです。
僕はどっちかというと、技術面より人柄を見たいので、技術力に関してはサラッとジャッジしたい派です。
吸収していく意欲がありそうか、顧客折衝もできそうかなど、雑談しながら判断します。(偉そうですねw)
なので、自分が作ったものは(公開できるものであれば)公開しましょう。
人に見せてパクられるのは嫌だ!と思ってしまうのなら、自分の備忘録を残すという意識で書いてみると良いです。人間、すぐ忘れますので…w
僕も昔のブログの記事を見てロボット作ったりします。
年を重ねると今以上に過去のブログに頼るんでしょうなw
面談前にアピールできるものはどんどん見せていく。
面談前に勝負は決しているといっても過言じゃないと思います。
一夜漬けで書いた経歴書より、ずっとストックしてきた自分のナレッジをアピールしたほうが効果的なのは必然です。
余談
RPA界隈のセミナー参加者とお話させていただいて気づいたのですが、RPAをきっかけに自分のキャリアパスを考え直している方が意外と多いですね。
働き方改革は企業単位だけではなく、個人個人で起こっていることなのかもしれません。
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